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【投資初心者向け|証券口座の開設】一般口座と特定口座の違いを解説

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投資を始めるぞ! となってから最初にやるのは「証券口座の開設」です。

ネット証券の口座開設は簡単に手続きできますが、手続きの中で選択を迫られるものに「特定口座(源泉徴収あり)」などといった項目があります。

初めての人は意味がわからず、戸惑うと思います。簡単ですが、わたしが調べた内容をまとめました。これから投資を始める方の参考になれば幸いです。

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一般口座と特定口座の違いは?

名称からして「一般口座」の方が普通っぽくて、「特定口座」の方が特殊な感じがして、投資初心者の自分は普通の方でいいや、となってしまう人もいるかもしれません(わたし、そうでした…)。

でも、違います!

投資初心者こそ、選ぶべきは「特定口座」のほうです。

税金の処理を証券会社にお願いできる!

税金の計算、できますか?

株式などの取引を行うと売買に伴って利益が出たり、損失が出たりします。配当金がもらえることもあります。

生じた「利益」は課税対象です。

そして、税金に関する処理を行うのは、本人の責任です。

そう、口座の持ち主であるあなたが自分で、税額を計算し、確定申告書を作成し税務署に提出し、税金を支払うのです。

これは投資で得た利益だから特別というわけではなく、どのような収入であっても同じことです。

「でもそんなのやったことない…。やり方わからないし、できません!」という人が多いのが実態ではないかと思います。

証券会社に代わりにやってもらえます

本来、税額の計算や申告、納税といった手続きは本人がすべきものです。

でも会社員で収入が給料のみだと、会社が税金の処理を代行してくれますから(=源泉徴収)、なかなか理解できないんですよね。

投資でも、証券会社の代行サービスを利用することで、本人がやらなくても処理してもらうことが可能です。

この代行サービスが利用できるように設けられたのが、特定口座なんです。

口座開設時、以下の3パターンから選択することになるはずです。

  • 一般口座
  • 特定口座(源泉徴収なし)
  • 特定口座(源泉徴収あり)

※:これ以外に「NISA口座(非課税口座)」もありますが、課税されない口座で本記事の説明とは関係ないので割愛します。

一般口座

本人が税金の処理をするタイプは「一般口座」です。

これが本来の姿、一般的な形、と言えます。だから「一般口座」という名称なのでしょうね。

しかし、もし一般口座で取引した場合は、1年間の取引の記録を全て管理し税額を計算、年に一度の確定申告を自分で行う必要があります。納税も自身で支払います。

投資初心者にはハードルが高いと思います。

特定口座

一方、証券会社の代行サービスを利用できるタイプは「特定口座」です。

税金に関する管理を本人ではなく証券会社が行う口座です。特定口座で行う取引であれば、税金の管理は証券会社にお願いできます。

特定口座で、源泉徴収「あり」

源泉徴収「あり」を選択すれば、「全てお任せ」です。

税額の計算、申告、納税などの手続きを本人がやる必要はなくなります。

株式を売却して利益が出た場合は証券会社が税額を計算してくれ、自動的に税金が引かれた金額が口座に入るようになります。つまり、源泉徴収してくれます。

税務署への確定申告、納付も証券会社が代行してくれます。

本人は、年に一度の確定申告の際には特にやることはありません。

特定口座で、源泉徴収「なし」

特定口座でも源泉徴収「なし」を選んだ場合は、自動では税引き(源泉徴収)されません。

確定申告や納税は本人が実施する必要があります。

特定口座ですから、税額の計算はしてもらえます。その内容は「特定口座年間取引報告書」として証券会社が作成、送付をしてくれます。

本人は、この報告書を活用して自分で確定申告や納税を行うことになります。

取引履歴を管理しなくてよい分、一般口座よりは負担が少ないです。

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どれを選ぶのが正解なの?

特定口座・源泉徴収「あり」がオススメ

冒頭でも書きましたが、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのが良いです。

これから投資を始める、何もかもが初めて、という人は特に。

確定申告自体は慣れれば難しくないと思いますが、記録や管理は面倒ですし、投資が初めてという人にとって、やらなければならないことが増えるのはストレスですからね。

「源泉徴収あり」を選ぶのがおすすめです。

それ以外を選んだ方が良い人はいるの?

  • 「源泉徴収あり」がおすすめなのはわかったけど、あえてそれ以外を選ぶ人はいるの?
  • 選択肢があるくらいだから、違う方を選んだ方がメリットがある場合とか、人によって違ったりはしないの?

そんな疑問を持つ人もいるかもしれません。

一般口座は、正直、あまりメリットないので、選択肢に入れる必要はないと思います。特定口座では扱えない取引をしたい場合には必要ですが、投資初心者が関わる必要のない世界と思います。

源泉徴収「なし」を選ぶメリットは、いくつかはあるようです。

投資に慣れる前からこのへんを悩まなくてもいいと個人的には思いますが、参考までにケースを紹介します。

利益20万円以下の場合

年間の利益が20万円以下であれば確定申告不要、つまり所得税の対象外です(住民税は対象)。

しかし、源泉徴収ありの特定口座の場合、自動的に税金が引かれますので、利益が20万円以下の場合でも源泉徴収されています。

これを回避したい場合は、源泉徴収なしの特定口座で取引をして、年間の利益が20万円を超えた年は確定申告する、というやり方があります。

損益通算をしたい場合

複数の証券会社に口座を持っていて、横断的に損益通算したい場合も自分で確定申告することになります。

「損益通算」とは、複数の取引で発生した利益と損失を相殺することです。

ある取引で利益が出ても、別の取引で損失が出てトータルの利益がゼロやマイナスになった場合は、利益が出ていませんから課税対象とはなりません。

一つの口座の中の話なら、損益通算は考慮されます。

しかし、この特定口座の仕組みは証券会社が本人の代わりに税金の計算をしてくれているだけですから、他の証券会社の口座のことまでは関知しません。各社毎に源泉徴収します。

ある証券会社の口座で大きな損失が出ている場合には、別の証券会社の口座での源泉徴収は過剰だったり不要だったりする場合もあるかもしれません。

会社を跨いで損益通算したい場合は、各社の取引内容を自分で合算して、確定申告も自分で行います。この場合、源泉徴収なしの口座が適しています。

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まとめ

一般口座と特定口座の違い、源泉徴収ありとなしの違いについて説明しました。

一般口座特定口座
源泉徴収なし
特定口座
源泉徴収あり
税額計算本人証券会社証券会社
源泉徴収されないされないされる
確定申告
納税
本人本人証券会社

後半は、少々混み入ったことも書いてしまいましたが、これから投資を始める人は、ここまで考える必要はないと思います。

もっと他に大事な、資産形成を成功させるために気をつけるべきことはあると思いますので。

どうしても、という場合は後でも変更できます。

税金の管理は年毎なので、年内の途中変更はできませんが、翌年は口座の種類を変更したい、というのは可能です。

しかし、繰り返しになりますが、そこまでしないとうまくいかないような投資には関わること自体、おすすめしませんので、考える必要はないでしょう。

まずは「特定口座(源泉徴収あり)」で口座開設して、投資に慣れていきましょう。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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ブログ管理人
こたろー

40代から米国株投資を始めました。
投資信託と高配当株のハイブリッドで資産形成に取り組んでいます。

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