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【毎日100円 562日目】投資信託100円積立の運用実績 2022年7月

積立実験
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こんにちは、こたろーです。

資産形成には「長期・分散・積立」がおすすめです。

それを実践するために何に投資すべきか? 誰にでもできるオススメは「インデックス・ファンドの積立」です。

具体的にお勧めできる6つの投資信託を実際に積み立てしてみながら、運用状況を報告したり、投資信託選びのヒントを紹介していくコーナーです。

「毎日100円積立」の実験にエントリーした投資信託は、以下の6種類です。

「eMAXIS Slim」シリーズ(三菱UFJ国際投信)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
「楽天・バンガード」シリーズ(楽天投信投資顧問)
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
「iFree/iFreeNEXT」シリーズ(大和アセットマネジメント)
  • iFree NYダウ・インデックス
  • iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス
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100円積立の運用実績

2021年1月1日から毎日100円の積立設定を開始しました。562日が経過した時点での状況をまとめます。

評価額

ファンド評価額評価損益率
Slim 米国(S&P500)¥39,78010.50%
Slim 全世界(オルカン)¥35,4135.40%
楽天・全米(VTI)¥38,4187.31%
楽天・全世界(VT)¥37,3214.25%
iFree NYダウ¥40,58312.73%
iFreeNEXT NAS100¥37,0102.81%

元本が同一ではありませんので、金額ではなく損益率で比較して見てください。

これはファンド休業日などの影響で毎日積立の購入が行われない日に違いがあるためです。特にSlim オルカンは他のファンドと比べて購入回数が少ないです。

なお、毎日積立ではなく毎月積立の場合は、月1回必ず購入できますから、このような違いは発生しません。

リターン推移

前月集計した時点では、マイナス圏に突入してしまったファンドがありましたが、6月下旬から持ち直してきています。

特にNASDAQ100は6月中旬には−6.8%と大きく下げていましたが、月末断面の集計ではギリギリプラス圏での推移を守りましたね。

今年の運用状況

単月リターン

年初来リターン

全世界株式は微減、米国株式は微増、特にNASDAQ100は大きめに戻した感じです。

上げ幅はわずかとは言え、上げてきたのは3月以来ですね。

相場はまだ不安定で、底打ちを確信するには程遠い雰囲気ですが、景気後退懸念が強まり、株式には追い風になる日も散見されます。

しかし今週、CPI発表でインフレが依然収まる気配なく、FRBは7月FOMCで1.0%利上げを決めるのではないかとの憶測が飛び交って米国株は下落しました。

今年はまだまだ波乱の相場が続きそうです。

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投資信託選びのヒント

投資初心者向けに、毎月テーマを決めて解説を書きます。今月は「標準偏差(リスク)」と「シャープレシオ」について、です。

投資信託を選ぶ際、何を基準に判断すればよいか迷うと思いますが、その際の指標の一つになるものです。

投資は、リスクとリターンのバランスが大事です。

リスクの取り過ぎだと、何かの拍子に資産を大きく減らしてしまう可能性がありますし、かといってリスクを取らな過ぎても利益が低くなり、充分なリターンに到達するまで多くの年月を必要とします。

どの程度リスクをとりにいくか?というのは、投資をする上で尽きない悩みです。

検討している投資信託がどれくらいのリスクを持つファンドなのか、リスクに見合ったリターンが得られるのか、といったことを見る数値を紹介します。あくまで過去の実績をもとに算出した数値であり、未来を保証するものではありませんが、参考になると思います。

なお、数値はモーニングスターを参照して調べました。

投資信託の「標準偏差(リスク)」

標準偏差(リスク)

対象期間内のリターンのぶれ幅を表します。

数値が高いほどぶれが大きかったことを意味します。

ファンド標準偏差(リスク)
1年
標準偏差(リスク)
3年
Slim 米国(S&P500)17.3917.93
Slim 全世界(オルカン)15.2517.72
楽天・全米(VTI)17.4518.68
楽天・全世界(VT)14.8017.66
iFree NYダウ13.4918.16
iFreeNEXT NAS10024.0420.71

積立実験にエントリーした6ファンドの標準偏差を調べてみました。

なお、3年の数値は年率で計算したものです。

3年の方にはコロナ・ショックの期間も含まれています。昨年は1年の方の数値は3年と比較して小さかったのですが、今回は同じくらいの数値となっており、2022年初からの暴落がいかに大きいかがわかります。

バリュー株の割合が比較的大きいNYダウは数値が低めですね。一方、ハイテク、グロース株を多く含むNASDAQ100は今年大きく下落していますが、高い数値になっています。

この記事の前半に掲載した評価額の推移グラフとも見比べてみてください。

この数値は「リスク」とも呼ばれます。怖いイメージを与える言葉かもしれませんが、「危険度」ではなく、「ぶれ幅の大きさ」のことです。確かに損失の可能性も高いのですが同時に、高いリターンを得られる可能性があることも意味します。

もし全く同じリターンが得られる二つのファンドがあったとしたら、標準偏差(リスク、ぶれ幅)の小さい方が安心して保有できますね。

投資信託の「シャープレシオ」

シャープレシオ

リスクに見合ったリターンが得られているかを表します。

リターンが大きく、標準偏差が小さい、というファンドは数値が高くなります。数値が高いほど、とったリスクに対しリターンが大きい=効率の良い優れた運用のファンド、と言えます。

ファンドシャープレシオ
1年
シャープレシオ
3年
Slim 米国(S&P500)0.651.11
Slim 全世界(オルカン)0.330.88
楽天・全米(VTI)0.381.01
楽天・全世界(VT)0.260.86
iFree NYダウ1.000.87
iFreeNEXT NAS100−0.041.19

シャープレシオについても6ファンドの値を調べてみました。

3年の方の数値と比べて、1年の方の数値は厳しいですね…。

そんな中、NYダウが優秀な数値を見せています。NASDAQ100に至っては、マイナスという悲惨な状況です…。

推移グラフとも見比べてみてください。

全体を眺めると、やはりS&P500は優秀なのかなぁと感じますね。

ただ、切り取る時期によって数値は変わるでしょうし、未来は誰にもわかりませんから、あくまで参考にする数値として考えて、固執し過ぎない方が良いかもしれません。

数値はこうなっているけど、やっぱり米国株集中は怖いから全世界株投資が良い、心穏やかに積立が続けられる、という人もいるでしょうし、それも一つの正解だと思います。

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この記事の100円積立は、マネックス証券を利用しています。

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本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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ブログ管理人
こたろー

40代から米国株投資を始めました。
投資信託と高配当株のハイブリッドで資産形成に取り組んでいます。

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