こんにちは、こたろーです。
資産形成には「長期・分散・積立」がおすすめです。
それを実践するために何に投資すべきか? 誰にでもできるオススメは「インデックス・ファンドの積立」です。
具体的にお勧めできる6つの投資信託を実際に積み立てしてみながら、運用状況を報告したり、投資信託選びのヒントを紹介していくコーナーです。
「毎日100円積立」の実験にエントリーした投資信託は、以下の6種類です。
100円積立の運用実績
2021年1月1日から毎日100円の積立設定を開始しました。443日が経過した時点での状況をまとめます。
評価額
ファンド | 評価額 | 評価損益率 |
---|---|---|
Slim 米国(S&P500) | ¥31,855 | 12.17% |
Slim 全世界(オルカン) | ¥28,589 | 7.07% |
楽天・全米(VTI) | ¥30,913 | 9.62% |
楽天・全世界(VT) | ¥30,005 | 6.40% |
iFree NYダウ | ¥31,437 | 10.69% |
iFreeNEXT NAS100 | ¥30,149 | 6.16% |
リターン推移
利上げとウクライナ情勢のダブル・パンチで年明けから下落続きでしたが、先週は上昇しました。
ロシアの侵攻はまだ続いておりますが、金融政策の方は、3月FOMCを終え、タカ派の内容だったものの概ね市場の予想通りでした。
原油先物急騰の場面もありました。今は少し落ち着きましたが、一時シェブロンは30%近く上昇しました。
インフレのピークアウトや景気減速懸念後退が意識され、ハイテク銘柄等で買い戻しの動きがありました。
iFreeNEXT NASDAQ100は一時マイナスとなり含み損状態に陥りましたが、先週の上昇でプラスに戻っています。
今年の運用状況
単月リターン
年初来リターン
3月も下落が続くかと思っていましたが、先週は持ち直しました。
しかし、まだ楽観は禁物な情勢です。
投資信託選びのヒント
投資初心者向けに、毎月テーマを決めて解説を書きます。今月は「信託報酬」について、です。
ファンド選びでとても重要なポイントである、コストの部分ですね。
信託報酬
投資信託を購入・保有すると、その保有額に応じて「信託報酬」と呼ばれる管理費用が発生します。毎年、何十年も払い続けるものですから、ちょっとの差が無視できないものになっていきます。
なお、信託報酬以外のコストも発生し、わかりやすいところだと「購入時手数料」がありますが、こちらは「ノーロード」と言って無料になっていることが多いので、今回の記事では割愛して、信託報酬にフォーカスして説明します。
「毎日100円積立」の実験にエントリーした6つのファンドの信託報酬を一覧表にしました。本記事の執筆時点で掲載されていた交付目論見書を参照しました。
ファンド | 信託報酬(税込) |
---|---|
Slim 米国(S&P500) | 0.0968% |
Slim 全世界(オルカン) | 0.1144% |
楽天・全米(VTI) | 0.162% |
楽天・全世界(VT) | 0.212% |
iFree NYダウ | 0.2475% |
iFreeNEXT NAS100 | 0.495% |
絶対的な基準があるわけではないと思いますが、「0.5%以上だと購入を避けた方が良い」とか、「0.3%以下なら問題ない設定と言える」とか、専門家のそのようなコメントを見たことがあります。
6ファンドとも合格ラインと言って良さそうです。NAS100は高めに見えますが、その分リスク・リターンも高いですから、リターンに見合ったコストであると納得できるかどうか、ですね。
現在6,000種類以上の投資信託が販売されていると言われていますが、中には1.0%越え、2.0%越えの信託報酬が設定されたものもあるようです。
コストが高い分、爆発的なパフォーマンスが期待できるなら検討の余地があるかもしれませんが、紹介している6ファンドと大して変わらない、場合によってはパフォーマンスが劣るにもかかわらず、高いコストのものもあるようです。
いわゆる「ぼったくり商品」なのだと思います。そういったものをつかまされないよう、注意したいものです。
信託報酬をチェックしてファンドを選びましょう
例えば、投資信託の資産額が1,000万円に到達したとします。信託報酬=1.0%だと、維持しているだけで年間10万円の費用を支払うことになります。0.1%だと、年間1万円です。
だいぶ違いますね。しかも、保有している期間、毎年です。
期待利回り3.0%〜5.0%くらいを想定して購入することが多いと思います。ここからコスト分、利回りが下がると考えられるわけですから、ぼったくり投資信託を買ってしまったら、リターンは半減してしまいます。そういうものは選んではいけません。
eMAXIS Slimシリーズの低コストは目を引きます。三菱UFJ国際投信さんは「将来にわたって業界最低水準の運用コストをめざし続ける」と宣言していて、安心して保有できると感じます。
その他のファンドも十分に低コストですし、この数年は低コスト競争になっていて、あるファンドが信託報酬を引き下げると、競合ファンドも追随する流れがあります。個人投資家にとっては嬉しいですね。
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