こんにちは、こたろーです。
資産形成には「長期・分散・積立」がおすすめです。
それを実践するために何に投資すべきか? 誰にでもできるオススメは「インデックス・ファンドの積立」です。
具体的にお勧めできる6つの投資信託を実際に積み立てしてみながら、運用状況を報告したり、投資信託選びのヒントを紹介していくコーナーです。
「毎日100円積立」の実験にエントリーした投資信託は、以下の6種類です。
運用実績
2021年1月1日から毎日100円の積立設定を開始しました。415日が経過した時点での状況をまとめます。
評価額
ファンド | 評価額 | 評価損益率 |
---|---|---|
Slim 米国(S&P500) | ¥28,769 | 8.15% |
Slim 全世界(オルカン) | ¥26,308 | 5.65% |
楽天・全米(VTI) | ¥27,924 | 5.77% |
楽天・全世界(VT) | ¥27,611 | 4.59% |
iFree NYダウ | ¥28,397 | 6.76% |
iFreeNEXT NAS100 | ¥27,455 | 3.21% |
リターン推移
2021年は順調に含み益が伸びていましたが、2022年は年明けから急落しています。
FOMC12月議事要旨が公表されたタイミングで、FRBの「タカ派」が強く意識されました。
利上げとQT(量的引き締め)といった金融正常化の施策が予想よりも前倒しで行われることに反応した下落です。乱高下を繰り返している状況です。
また、現在はウクライナ情勢の緊迫化によりリスク回避のムードになり、売られています。
今年の運用状況
単月リターン
年初来リターン
全体的に下落していますが、利上げへの反応で高PER株、ハイテク銘柄が売られている影響でNASDAQ100が一番大きく下げています。
2月に入ってからも乱高下は続いていますが、オルカンと楽天VTは横ばい、ふんばっています。さすがの全世界分散投資、といった感じでしょうか。
NYダウも健闘しています。バリュー銘柄が多く含まれている関係でしょうか。
投資信託選びのヒント
投資初心者向けに、毎月テーマを決めて解説を書きます。今月は「指数(インデックス)」について、です。
指数(インデックス)
投資信託を1種類購入するだけで、下表に記載した組入銘柄数の「分散投資」をしたことになります。
投資信託 | 指数またはETF | 組入銘柄数 (概数) |
---|---|---|
eMAXIS Slim 米国 | S&P500 | 500 |
eMAXIS Slim 全世界 | ACWI | 3,000 |
楽天・全米 | VTI(ETF) | 4,000 |
楽天・全世界 | VT(ETF) | 8,000 |
iFree NYダウ | NYダウ | 30 |
iFreeNEXT NAS100 | NASDAQ100 | 100 |
各指数、ETFについて紹介します。
米国株式の指数
NYダウ
正式名称「ダウ・ジョーンズ工業株価平均(Dow Jones Industrial Average)」、米国を代表する超優良銘柄30種の株価から算出される指数です。
ダウ平均とも呼ばれ、毎日のニュースでも報道されますから、投資に関わったことのない人でも聞いたことがあると思います。100年を超える歴史がある、世界で最も有名な株価指数です。
S&P500
米国市場を代表する優良企業、大型株500銘柄の株価をもとに算出する指数です。
投資に携わっている人にとっては、NYダウよりもこちらの指数で米国株式市場の動向を見ることが多いかもしれません。
NASDAQ100
NASDAQ市場上場のうち、金融銘柄を除く時価総額上位100銘柄の株価を元に算出する指数です。
VTI(ETF)
VTIはバンガード社のETF、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」です。
VTIは「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」という指数と連動したETFで、この指数は、大型株・中型株・小型株、約4,000銘柄を含み、米国株式市場のほぼ全てをカバーすると言われています。
全世界株式の指数
ACWI(All Country World Index)
「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」は、MSCI社が算出する指数で、全世界(日本を含む先進国・新興国)、40以上の国や地域の、約3,000銘柄で構成されています。
VT(ETF)
VTはバンガード社のETF、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」です。
VTは「FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス」という指数と連動したETFで、この指数はFTSE社が算出しており、全世界(日本を含む先進国・新興国)をカバーする約8,000銘柄で構成されています。
どれがよいのか?
投資信託(インデックス・ファンド)を選ぶということは、どの指数を選ぶか、と言い換えてもよいのかもしれません。
信託報酬などのコスト面や信託期間といった条件が同じであれば、連動する指数がファンドのパフォーマンスを決める要素ですから、重要な部分です。
じゃあ、どれが一番いいのか? という話になると思いますが、それはご本人の価値観やリスク許容度次第、ということしかお伝えできません。
長期の資産形成を前提として考えた場合は「着実に資産を増やせること。つまり、損しないこと」に重点を置くべきです。短期間で大きく儲けようと考えない方が良いです。
そういった観点で言えば、積立実験にエントリーした6つのファンドはどれもお勧めできるかと思いますので、途中で挫折しない、長く続けられそうなお気に入りの指数を選ぶのが良いですね。
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