資産形成には「長期・分散・積立」がおすすめです。
それを実践するために何に投資すべきか? 選択肢はたくさんありますが、管理人がオススメするのは「インデックス・ファンドの積立」です。
具体的にお勧めできる6つの投資信託を実際に積み立てしてみながら、運用状況を報告したり、投資信託選びのヒントを紹介していくコーナーです。
「毎日100円積立」の実験にエントリーした投資信託は、以下の6種類です。
今月の運用実績
評価額
2021年1月1日から毎日100円の積立設定を開始しました。3ヶ月ちょっと経過した評価額は以下の図表の通りです。
ファンド | 評価損益 | 損益率 |
---|---|---|
Slim S&P500 | ¥6,772 | 9.23% |
Slim オルカン | ¥6,351 | 7.64% |
楽天・全米 | ¥6,730 | 8.55% |
楽天・全世界 | ¥6,650 | 7.26% |
iFree NYダウ | ¥6,807 | 9.79% |
iFreeN. NAS100 | ¥6,707 | 8.18% |
考察
相変わらずNYダウは好調です。
そして、S&P500がNYダウに追いつきそうな勢いです。S&P500は4,000の大台を超えたことも話題になりました。最高値更新中です。
NASDAQも上がってきていますね。先月は下げ気味でしたが、再び上昇の波がやってきているのかもしれません。一気に他のファンドを抜き去るのか? 上げ下げの激しいNASDAQらしい値動きです。
しかし、年初に積立開始し、たった3ヶ月程度で10%近い利益が出てるって、、、ほんとに今は上昇相場ですね。すごいです。投資信託は10年、20年といった長期で積み立てるものですから、短期の値動きは気にしないほうが望ましいと思います。嬉しいことではあるのですが、たまたま今がそうなだけで、ずっとこんな調子が続くとは限らないわけで、過信しないことが大事ですね。
投資信託選びのヒント
今月はヒントというか、実験結果の中でSlim オルカンだけ取得額が少し低い状態であることに触れておきたいと思います。
6ファンドとも全く同じ条件で毎日100円の積立設定をしているので、差が出ることはないと考えていたのですが、なぜかSlim オルカンの購入額が他のファンドより300円少ない結果になっています。3日分、購入できていない日があったようです。
それがどの日だったか過去に遡って全てを確認してはいないのですが、4月〜5月の「ファンド休場日」を確認してみたところ、Slim オルカンだけ他のファンドより休場日が多いようです。
- Slim オルカン休場日 … 4/2、4/5、4/6、5/19、5/31
- 他のファンド休場日 … 4/2、5/31
もちろん休場日はファンド毎に設定されるものでしょうから、差が出てもおかしくないのかもしれませんが、投資対象がほぼ同じものだったので違いが出ると思っていませんでした。
また、投資信託は購入申込した日が休場日だったとしても、翌営業日に購入されると考えていました。そうなっていないことも不思議でした。
こちらも確認してみたところ、どうやら「毎日積立」をしていたのが要因のようです。
この毎日100円の積立実験はマネックス証券さんで実行しているのですが、Webサイトの説明によると、毎日積立の設定では「ファンド休業日は買付が行われません」とのこと。毎日ではなく、毎月積立の設定の場合は、翌営業日に買付を行ってくれるようです。
こういった違いがあるなんて、知りませんでした。
一般的な毎月積立の場合はこの辺りを気にする必要はないかもしれませんが、毎日積立を検討されている方は、積立予定のファンドや利用する証券会社の設定がどうなっているのか、事前に確認したほうが良いかもしれません。