こんにちは、こたろーです。
わたしのお気に入りファンドであるUSA360が、2021年5月10日付で純資産総額100億円を突破しました。
勝手に記念して、紹介記事を書きたいと思います。
USA360とは
USA360とは「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド」という投資信託の愛称です。
楽天投信投資顧問さんの特集ページのリンクを貼っておきます。
レバレッジバランス型ファンドの流行
2018年から2019年にかけて、レバレッジバランス型の投資信託が相次いで発表されました。先駆けは、日興アセットマネジメント「グローバル3倍3分法ファンド」で、爆発的な人気を獲得していました。これを真似して、なのか、別の要因があるのか分かりませんが、各社からも類似の投資信託が続々と登場しました。
- グローバル3倍3分法ファンド(日興アセットマネジメント)
- 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(楽天投信投資顧問)
- ウルトラバランス 世界株式(アストマックス投信投資顧問)
- 米国3倍4資産リスク分散ファンド(大和アセットマネジメント)
主だったもので、これだけあります。
USA360は、このうちの一つです。
なお、桁違いの人気を誇った「グロ3」以外はあまり人気が出ることがなく、今でも順調に純資産総額を伸ばし続けることができているのは、USA360くらいなのではないかと思います。
「グロ3」の純資産総額は2,300億円を超えていて文字通り桁が違いますが、コロナ・ショック以降、資産流出が続いており、一時期は4,000億円を超えていた純資産総額は減少を続けています。
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)の概要
レバレッジバランス型の投資信託は、株式や債券など複数のアセットを組み合わせつつ、レバレッジをかけるという複雑な運用を行います。他のレバレッジバランス型ファンドの説明は割愛しますが、その中でもUSA360はシンプルな構成です。
米国株式(VTI):資金の90% + 米国債券:270%(資金の10%にレバレッジ27倍)
投資額に対して合計360%(3.6倍レバレッジ)の運用となることから、「USA360」という愛称が名付けられています
株式:債券=1:3のバランスファンドではあるのですが、債券にレバレッジをかけているところが特徴です。
基本は9割を占めている米国株式(VTI)と似た値動きですが、暴落時に債券がクッションの働きをすることが期待できます。もちろん、債券が足を引っ張ってVTIよりパフォーマンスが落ちる場面も想定されます。
他のレバレッジバランス型ファンドの場合は、米国以外の地域も組み合わせたり、株式・債券だけでなく、REITやゴールドが入ったり、かなり複雑なのですが、USA360は非常にシンプルです。
わたしのポートフォリオにおけるUSA360の位置づけ
USA360のことは、販売されてすぐの、2019年11月に知りました。
当時、自分の投資方針が定まらずいろんなものに手を出していました。投資信託も何種類も買っては止めてを繰り返していましたし、グロ3にも飛びついたりしていました。
USA360を見つけて、「これは」と思いました。なにより、シンプルでわかりやすい。
このファンドをメインでやっていけるのではないか、という感触があり嬉しかったのを覚えています。
ただ、誕生したばかりのファンドに全財産投入する覚悟もないですし、色々考えた結果、投資信託の積立を資産形成の柱とする方針の中で、USA360はそのエース的位置づけに据えるとしつつも、楽天VTIも並行して同額積み立てを行う、ダブル・コアのスタイルでいくと決めました。
万が一USA360が失速したり、繰上償還の危機が訪れるようなことになれば、コアを楽天VTIに寄せます。
USA360が期待通りの結果を出し続けてくれるようなら、楽天VTIは解約して、USA360を資産の中心に(例えば出口戦略として4%ルールで取り崩す対象に)していくプランです。
並行積立のダブル・コア体制はまだ続ける予定ですが、今回、USA360の純資産総額が100億円突破してくれたことは、非常に嬉しいです。
楽天VTIやeMAXIS Slimシリーズなどと比べると、そこまで派手な人気はないのですが、わたしにとっては頼れるスーパー投資信託だと思っているので、これからも積立していきたいです。