インデックス・ファンドの積立と個別株の高配当株投資のハイブリッドで資産形成に取り組んでいます。
基本的にバイ&ホールド、売却せずに半永久的に保有し続ける方針ですが、もしもの時のために入替候補は準備しておきます。入替候補の銘柄について、セクター毎に紹介していきます。今回は情報技術セクター編です。
18銘柄で構成した高配当株ポートフォリオ「My Blue-Chips」に関する説明は、こちらの記事に書いています。
候補銘柄のリストアップ
米国株で長期で安定して配当が出る、増配が期待できる銘柄を選んでいます。現在のポートフォリオ18銘柄のうち、情報技術セクターはCSCO, TXN, IBMの3銘柄です。
1,4,7,10月 | 2,5,8,11月 | 3,6,9,12月 | |
---|---|---|---|
Technology | CSCO | TXN | IBM |
Healthcare | MRK | ABBV | PFE |
Consumer(s) | KO | PG | MCD |
Financial | USB | JPM | PRU |
Tabacco | MO, PM | ー | ー |
Communication | ー | T, VZ | ー |
Energy | ー | ー | XOM, CVX |
この3銘柄を入れ替えざるを得ない状況になった際に、入替候補となりうる銘柄をピックアップします。
候補の探し方
まずは大まかに候補をリストアップして、その中から「YoC(Yield on Cost)」の高い銘柄に決めます。
候補の絞り込み方法としては、
- NYダウ等の指数や配当型のETF(HDVやVIG)の構成銘柄からリストアップ
- 連続増配の実績があること。10年以上だと安心、少なくとも7〜8年は。
- FCFM(フリーキャッシュフローマージン)が、10%〜15%以上はあること。
- 配当利回りが、3.0%程度あること。
上記を目安とします。
情報技術セクターの候補
リストアップしたのは15銘柄、そのうち前述の条件によって絞り込むと、以下の7銘柄が候補として残りました。
候補 | Years of Growth (増配年数) | Yield FWD (利回り) | FCF Margin | 3 Year Yield on Cost | 5 Year Yield on Cost |
---|---|---|---|---|---|
ADP | 22 Years | 2.30% | 16.71% | 3.05% | 4.70% |
IBM | 21 Years | 5.50% | 17.93% | 3.87% | 5.09% |
INTC | 18 Years | 2.45% | 14.48% | 3.13% | 4.66% |
TXN | 15 Years | 2.36% | 28.79% | 3.42% | 8.46% |
CSCO | 9 Years | 3.22% | 26.68% | 3.50% | 6.04% |
AVGO | 9 Years | 3.10% | 49.73% | 5.42% | 11.99% |
NTAP | 7 Years | 2.96% | 18.06% | 3.02% | 8.95% |
なお、データは「Seeking Alpha」を参照して調査しました。
入替候補の決定
現在保有中の3銘柄が無事にランクインしてくれて、ほっとしました。保有中以外の銘柄で、高配当株ポートフォリオに組み入れても良いと思える銘柄は以下となりました。
こちらの4銘柄
配当月毎に記載します。
1, 4, 7, 10月の銘柄
- Automatic Data Processing[ADP]
- Broadcom[AVGO]
- NetApp[NTAP]
激戦区です。現在はこのグループとしてはCSCOを保有しています。NYダウ銘柄でもあるので安心して保有していますが、上記3銘柄とも調査結果はとても優秀、すぐにでも入れ替えてもよいのではと思えます。
なお、AVGOの配当支払い月は3, 6, 9, 12月の月末日なのですが、入金されるときには翌月になっているので、このグループとして扱っています。
2, 5, 8, 11月の銘柄
このグループは、該当なしでした。
現在保有のTexas Instruments[TXN]は貴重な存在です。
3, 6, 9, 12月の銘柄
- Intel[INTC]
現在保有のIBMとともに、NYダウ銘柄です。
入れ替えるとしたら…
ADPとAVGOは前から気になっていました。現在のポートフォリオ18銘柄を確定する際にも最後まで迷った銘柄でもあります。
1,4,7,10月グループは候補が複数あり、CSCOに万が一のことがあってもスムーズに入れ替えできそうです。しかし、残りのグループは困ってしまいそう。TXNとIBMにはがんばっていただきたい。いや、CSCOも応援しますよ。やっぱり銘柄入替はしないで済むならやりたくないですので。
次回は、生活必需品セクターかヘルスケアセクターを取り上げる予定です。